スマホの画面フィルムについて「全種類」と「その特徴」を紹介します。
フィルムの一般知識に関する話なので、iPhoneとAndroidの両方に共通する内容です。
まめ吉
種類が多過ぎる
今や100種類を超すほどの画面保護フィルムがあると言われており、簡単に全体像を把握するのは困難です。
全体像を把握しておこう
ぼんやりわかってはいるけど正確には把握できていないフィルム事情。全体感を知った上で選ぶことが重要ですので、この記事でわかりやすく解説します。
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▼フィルムに関する情報
・失敗せずに上手に貼る方法
・ガラス製とPET製どっちがいい?
・フィルムの種類を把握しよう
・意味ある?液体フィルム
・まとめ!おすすめの最強フィルム
目次
スマホの保護フィルムの種類|概要編
最初に全体像を捉えるために図を用意しました。知っているものも多いかと思いますが、全体を把握することは意思決定する上で重要ですので、しっかり確認しておきましょう。
概要編|保護フィルムの種類「素材」
保護フィルムの種類を理解する上で「素材」を知ることは重要です。
- ガラスフィルム
- PET素材
- 液体タイプ
詳細は後述しますが、市場のシェアとしては、ガラス:PET:液体=7:2:1くらいのイメージでいいかと思います。
概要編|保護フィルムの種類「機能」
フィルムを選ぶ際に最も重要となるのは「機能」ですね。主に9種類あります。ここではメイン機能しか紹介しませんが、サブ機能は後述します。
- 割れにくい
- 傷つきにくい
- サラサラ手触り
- ブルーライトカット
- アンチグレア(非光沢)
- のぞき見防止
- 指紋がつきにくい
- 鏡面/ミラー構造
- ケース一体型
概要編|保護フィルムの種類「価格」
フィルム価格は近年ピンキリな状態となっています。実際に使ってみる安いものも高い質のものもあったりしますので、偏見は持たない方がいいと思います。詳細は後述します。
- 100円〜5,000円
スマホ保護フィルムの種類|素材
ここからは少し深掘りして紹介して行きたいと思います。最初は素材についてです。素材は大きく3種類あり、ガラスフィルム、PET素材フィルム、液体タイプフィルムがあります。
素材|ガラスフィルム
最も有名なタイプで、頑丈と表現されることの多いタイプです。その名の通り、ガラスで構成されており、一般的に知られているガラスの特徴と同じような特徴を持ちます。
ガラスフィルムの特徴1|画面保護効果が高い
保護フィルムの一番の役目は、スマホ画面の保護と言えますが、ガラスフィルムはその高い強固さから画面保護効果が高いと言われており、フィルム市場で最も有力な存在になっています。
ガラスフィルムの特徴2|傷つきにくい
ご存知の通り、ガラスは硬いです。そのため、傷がつきにくい特徴を持ちます。本体の画面を守ることも大事ですが、フィルム自身の強度も非常に重要になります。
ガラスフィルムの特徴3|機能の追加が可能
ガラスフィルムの大きな特徴として、のぞき見防止やブルーライトカットなどいろんな機能の追加が可能な点が挙げられます。この理由もあり、ほとんどのフィルムがガラスタイプなのです。
ガラスフィルムの特徴4|割れやすい
ガラスフィルムも良いことばかりではありません。閾値を超えた衝撃を受けると割れる特徴があります。この課題は依然解決されておらず、PETフィルムの存在が意味を持っていると思います。
素材|PETフィルム
PET素材は、以前から存在しましたが、再注目されている素材です。PETは、ポリエチレンテレフタラートの略で、身近なところではペットボトルに使われていたり、テレビの液晶にも利用される素材です。ガラスフィルムとは別の意味で強度が強く、いろんな分野で利用が急増している素材です。
PETフィルムの特徴1|画面保護効果が高い
一昔前までは、PET素材は薄いものしかなく、画面保護効果は低いと言われていましたが、近年はガラスフィルムと同程度の厚みがあるタイプが登場し、高い保護力を発揮するようになりました。
PETフィルムの特徴2|割れにくい
PET素材の一番の特徴が割れにくいことです。むしろ、割れないのかもしれません。想像すれば簡単かもしれませんが、ペットボトルが割れたことはありますか?そのくらい割れません。
PETフィルムの特徴3|機能の追加が困難
ガラスフィルムとは異なり、現時点ではのぞき見防止機能などの機能の追加ができないようです。技術の発達が必要もしくは、機能の追加が適さない素材なのかもしれません。
PETフィルムの特徴4|傷つきやすい
ペットボトルと同じ特徴を持つので理解しやすいかと思いますが、素材が柔らかいので、閾値を超えた強い衝撃を与えると大きな傷がつきやすい特徴があります。一方で細かい傷はつきづらいです。
素材|液体フィルム
【本音レビュ】スマホの液体コーティング・液体フィルムは効果ある?割れやすさ/傷つきやすさ/サラサラ感液体タイプのフィルムは、メジャーとは言えませんが徐々に利用者が増えてきているフィルムのタイプです。成分を記載していない商品も多いのですが、ガラス成分を含んでいるものが多く、ガラスフィルムと似たような特徴をもつと言いたいところですが、情報が少なくここでの言及は控えます。液体フィルムの特徴1|自由度が高い
液体タイプのフィルムの最大の特徴は自由度が高いことです。形が決まっていないので、どんな機種にも合いますし、塗る場所も回数も自由に決めることができます。
液体フィルムの特徴2|やり直しができない
普通のフィルムが別のフォルムを買えばやり直しが可能ですが、液体タイプは一度塗ってしまうとやり直しが効かないと言われています。できたとしても本体に直接塗っているので、作業は大変です。
スマホの保護フィルムの種類|機能(メイン)
さて、本題の機能面の紹介です。メイン機能とサブ機能に分けられると思いますが、まずはメイン機能から紹介します。
メイン機能|割れにくい
ガラスフィルムの最大のデメリットは割れやすいことかと思います。一方、PETフィルムはペットボトルでお馴染みの素材ですが、傷つくことはあっても割れることがないフィルムです。PET素材を選ぶ最大のポイントは「割れない」ということです。
選び方
メイン機能|傷つきにくい
傷が付きやすいか付きにくいかは、フィルムを選ぶうえで非常に重要ですが、今やどのフィルムも傷付きにくい機能があるので、正直どのフィルムを選んでも傷は付きにくいかと思われます。
気にするべき点は、素材による傷の付き具合かと思いますので、素材別に紹介します。
PETフィルム:フィルムが柔らかいため、細かい傷はつきづらいが、衝撃が大きいと深い傷がつく。一方で、割れることはない特徴がある。
選び方
メイン機能|サラサラ手触り
ガラスフィルムの最大のデメリットは割れやすいことかと思います。一方、PETフィルムはペットボトルでお馴染みの素材ですが、傷つくことはあっても割れることがないフィルムです。PET素材を選ぶ最大のポイントは「割れない」ということです。
選び方
メイン機能|ブルーライトカット
紫外線に近い波長のブルーライト(青い光)は、長時間目に入れると、視界のちらつきや目の疲れに加え、体内リズムを崩し睡眠障害を引き起こすという報告がされており、現代社会では共通語になった言葉ですね。
ブルーライトカット機能付きのフィルムの特徴は、フィルムそのものが青みがかっていることで、太陽光など強い光に当たると青く光り、見づらくなるという特徴があります。暗い場所では普通のフィルムと見た目も変わりません。
選び方
メイン機能|アンチグレア・非光沢
アンチグレアとは、グレア(光沢)をアンチ(否定)するという意味で、光沢がないフィルムのことです。通常のスマホ画面は、光を反射する光沢素材になっているため、太陽光などの強い光を浴びると反射や写り込みが起こり、見にくくなるというのが特徴ですが、それらを防ぐ効果がアンチグレアフィルムにはあります。
もう一つの特徴は、他の機能を追加することができる機能で、よく「サラサラ手触り」の機能も追加されることがあり、機能の組み合わせで選ばれることが多い機能でもあります。
選び方
メイン機能|のぞき見防止
のぞき見を防ぐ効果を持つフィルムです。一昔前は「非常に見づらくなる」というデメリットがありましたが、近年技術の発展もあり、正面からなら普通のフィルムと同じくらいの見やすさを実現させるフィルムも登場しており、そのことを知った人の利用が増えています。
- 180度カット
- 360度カット
選び方
メイン機能|指紋がつきにくい
指紋がつきにくい加工がされているフィルムです。構造上、サラサラ機能やアンチグレア機能が一緒につく傾向にあります。サブ機能では?という意見もあるかもしれませんが、指紋がつきにくい機能を目的に選ばれる人も多いことからメイン機能として紹介しています。
選び方
メイン機能|鏡面/ミラー構造
鏡のように反射する構造を持ったフィルムです。普通の鏡として使うことが主な目的ですが、覗かれにくいというメリットも併せ持つフィルムです。
選び方
メイン機能|ケース一体型
【レビュ】フィルム一体型のiPhoneケース(覗き見防止)はコスパ最強でおすすめだがデメリットもあり ケースとフィルムが一体化したフィルムです。一般的なケースを買う価格で買えるので、コストを抑えられるメリットがあります。また、ケースを付けるだけでフィルムが装着できるのでフィルム貼りの作業が省略できますし、ケースを外せばフィルムも外せるので、フィルムの交換が容易です。普通のフィルムやのぞき見防止機能付きケースなど、種類が豊富です。選び方
スマホの保護フィルムの種類|機能(サブ)
これまでメイン機能を説明してきましたが、ここからはサブ機能を紹介します。
サブ機能の紹介
サブ機能を紹介します。他にもあるかもしれませんが、よく耳にする機能を紹介します。
- 抗菌
- 滑らかエッジ
- 2枚入り
- 補助付き(ガイドフレーム)
- 全面保護
- カメラ部分非カバー
- クリーナー付き
- 保証付
傷が付きやすいか付きにくいかは、フィルムを選ぶうえで非常に重要ですが、今やどのフィルムも傷付きにくい機能があるので、正直どのフィルムを選んでも傷は付きにくいかと思われます。
サブ機能|抗菌抗菌
銀イオン等をフィルムに配合することで、抗菌作用を持たせるフィルムがあります。注意点としては、明確な効果が示されていないことです。また、目や触感でわかるものではなく、実感しにくい効果でもあるので、抗菌作用を求める場合はフィルムの効果だけに頼るのはオススメしません。
サブ機能|滑らかエッジ(ラウンドエッジ)
一昔前は、手触りが悪いフィルムが多かったのですが、最近は当たり前の機能になりつつあり、どのフィルムにも備わっている機能かと思います。
サブ機能|2枚入り
近年、フィルムの価格競争も激しくなってきており、1,000円代で2枚入りという商品も多く見られるようになってきました。1枚だと割れたりした時にまた購入しなければならなくなることや、フィルムを貼る際にしっぱしてはいけないプレッシャーが軽減することが大きなメリットと言われています。
サブ機能|補助付き(ガイドフレーム)
簡単に貼り付けれるようガイドフレーム付きのフィルムも多く見られるようになりました。筆者は数十回試してきましたが、実用性が高いガイドフレームが多く(ちゃんと上手に貼れる)、普及している意味がよくわかる機能です。
サブ機能|全面保護
こだわりの域になってきますが、画面全体を覆い、あたかもフィルムを付けていないように見せたい人も中にはいるようで、そのような人たちからの人気があるフィルムです。
サブ機能|カメラ部分非カバー
全面保護とは逆に、カメラ部分やセンサー部分をフィルムで覆いたくない人向けに人気のフィルムです。綺麗なフィルムなら影響は少ないと思いますが、少しでも画質や機能を高めたい人に人気な機能です。
サブ機能|クリーナー付き
今やほぼすべてのフィルムに付いている機能ですので、選ぶ際に注目する必要がない機能かもしれません。ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100均一で売られているフィルムにも付いています。
サブ機能|保証付
実際に保証してもらうことは
少ないのかもしれませんが、気持ち的に安心できる保証付というフィルムもあります。保証期間はたいてい1年間で、割れたら交換してくれる機能です。注意点としては、送料込みなのか否かで結局マイナス収支になってしまうケースもあるので、よーく説明を読んだ方がいいと思います。
スマホの保護フィルムの種類|価格
価格に関しては、簡単に触れてお終いにしたいと思います。
100円均一のフィルムも種類が豊富
【全品買い】100均のiPhone用ガラスフィルム本音レビュー!ダイソー・キャンドゥ・セリア 価格面でお伝えしたいのは、100円均一のフィルムも非常にラインナップが揃っていることです。品質が悪く思われがちですが、非常に質が高くなってきています。実際にどのくらいの質なのか確かめるためにたくさんのフィルムをレビューして見ましたので、興味ある方は見ていってください。
最後の振り返り(目次の再掲)
最後にこの記事の振り返りです。
まめ吉