不器用な人でもスマホのフィルムを上手に貼る方法を紹介します。
道具の追加購入は必要とせず、家にあるものだけで綺麗に貼る方法の紹介です。


気泡が入ってしまう
フィルムを貼る際の課題の一つに気泡が挙げられます。後で除けばいいという考えもありますが、筆者は良くないと思っています。初めから気泡を入れない方法をお伝えします。
ゴミ・ホコリが入ってしまう
これも大きな課題ですよね。ゴミが入る理由とタイミングを知っておく必要があるので、それも交えてお伝えします。
貼る場所がズレる
極力やり直ししない方がいいですが、失敗することもありますよね。失敗しないための準備方法とうまくリカバリーする方法を紹介します。
- セロテープ
- 指の三角形
- 基点となる2点
目次
まとめ:上手なフィルムの貼り方
最初に要点だけをまとめたものを紹介します。実際に貼る際は、今から紹介するまとめ部分を表示しながら貼り付けを行うことをおすすめします。
準備と環境はかなり大事
新しいスマホが手に入り、早くいじりたい気持ちはわかりますが、成功させるには徹底した準備が鍵となります。
用意するアイテム
- 綿の布(トレーナー等)
- セロテープ
アイテム①:綿の布
筆者は、ごく普通のトレーナーの裏地を使っています。トレーナーに限らず、綿製のゴワゴワしたものがおすすめです。ポリエステル製のフワフワしたものはホコリが散りやすいのでおすすめしません。
保護フィルムを購入すると、付属品として布切れが付いてきますが、汚れを取る分にはかなり有効なのですが、面積が小さく仕上げの際には向いてないので筆者は使っていません。ただ、充分役立つアイテムであることは間違いないです。
アイテム②:セロテープ
セロテープは失敗しそうになった時のために用意するものです。いきなり成功したら不要ですが、念のため2枚準備しておきます。
1枚目は綺麗に剥がす時のために貼っておくものです。貼り終わり部分の角に貼っておくと良いです。
ズレてしまったり、リカバリーできない気泡が入ってしまった場合は、テープを取っ手代わりに引っ張り上げて、貼り直しを行います。
逆に汚くなりそうですが、そうはならないのでご心配なく〜。
2枚目はホコリが入り込んだ時に取り除くように準備しておくものです。
いざとなった時にどこを持ってもくっつくように粘着面を外側にして輪っかを作っておきます。すぐに取れる場所に置いておくだけでOKです。
おすすめする環境
フィルムを上手に貼るためには環境作りも大事です。
- 直前に掃除をするとホコリがまう
- 湿度が高いとホコリが舞わない
- 明るいとホコリが見やすい
▼直前に掃除はしない
ホコリが入り込むのを気にして周囲を掃除をしたくなる気持ちはわかりますが、逆効果なので控えましょう。テーブルを濡れた布巾で拭くくらいが良いかと思います。
掃除をすると思った以上にホコリは舞います。掃除をした後、しばらくしてからフィルム貼りをする場合は問題ないです。もしろそれがベストかも??
▼なるべく湿度を高める
湿度が高いと、宙に舞う埃やゴミにわずかですが水分が付着し、その重さで下に落ちます。
下に落ちるということは宙に舞うホコリが減ることになり、フィルムの隙間にホコリが入る確率が下がることになります。
▼十分な明るさを保つ
当然のことですが、明るいところで貼ることをおすすめします。ホコリは小さく見えにくいです。
明るいところで行えばホコリが入り込んだことに気付きやすくなり、事前に失敗を防ぐことが可能になります。
保護フィルムを貼る手順
環境を整えたらいよいよ貼り付けです。
- 貼るシミュレーションをする
- 画面を拭く
- 保護シールを剥がす
- セロテープを貼り付けておく
- 貼り付ける
- 気泡を抜くゴミを取る
貼るシミュレーションをする
準備の1つかもしれませんが、準備のカテゴリに入れてしまうと読み飛ばしてしまう人がいると思ったのでとして、ここで紹介します。
正直、ちょー大事です。
- 貼る場所を確認
- 起点となる離れた2点を確認
- 左右の隙間の度合いの確認
この3点の確認を必ず行いましょう。
貼る場所を確認
貼り付ける場所の確認を行いましょう。スピーカーや前面カメラなど出ていないといけない場所の確認、上下左右対称になっているかの確認をしておきましょう。
起点となる離れた2点を確認
次に起点となる点を確認しましょう。自分が好きな場所でいいので、角と角がおすすめですが、画面上部ではスピーカー部分や前面カメラのある一点を目印とし、画面下部ではホームボタン付近のある一点や角を目印とするのもありですね。
左右の隙間度合いの確認
上下は目印があるので比較的合わせやすいのですが、左右は目印がないのでバランスを取るのが難しいです。
貼った後に左右にどのくらいの隙間が空くのかを確認しておきましょう。貼ってる最中は、両脇を同時に確認できるわけではないので、綺麗に貼れた場合、どのくらいの隙間が空くのかを確認しておくのです。
画面を拭く
画面を拭く作業も、ちょー大事です。拭く作業は誰でもできることなのですがコツがありますので、しっかりおさえておきましょう。
静電気との戦い

出典:ライオン Lidea – リディア
拭く作業は静電気との戦いです。まず、最初でも紹介した「綿の布」を用意しましょう。綿は静電気が発生しにくいと言われており、ホコリも出にくいので最適な生地です。
繰り返しになりますが、ゴワゴワしたトレーナーの裏地がちょうどいい感じです。
ゴシゴシ往復させない
拭く際は、ゴシゴシ往復させないことがコツです。みなさんご存知の通り、静電気は擦ると発生しますよね、それを極力防ぐ必要があります。
静電気はホコリを寄せ付ける
説明が遅くなりましたが、静電気は引力があるのでホコリを寄せ付ける作用があります。空気中のホコリをわざわざ集めるわけですから、厄介者であることは間違いないです。
【重要】仕上げはゆっくりひと拭きで
細かい汚れが取れた後、仕上げは一拭きで十分です。心配になり何回か擦りたくなる気持ちはわかりますが、静電気が発生するだけなので本当に一拭きで充分です。
一拭きでホコリも一掃できる
一拭きしかしないことは他にもメリットがあります。布を往復させないため、ホコリも残りません。早く拭くと風が起こりホコリが動くので、ゆっくり動かすことがポイントです。
セロテープを端に貼っておく
失敗した時に後戻りできるように、端にセロテープを貼っておきましょう。ズレて貼ってしまった時はセロテープを引っ張りフィルムを宙に浮かせ、余計な力や傷をつけずに貼り直すことができます。
一回でうまく貼れた場合は必要ないのですぐに剥がしてしまって大丈夫です。ここもゆっくり剥がしましょう。
保護シールをゆっくり剥がす
いよいよ貼り付けていきますが、最後に保護シールを取りましょう。
粘着面を下向きにゆっくりと剥がす
空気中のホコリは当然に、上から下に落ちてきます。ホコリがくっついてしまいますのでフィルムの粘着面は上に向けず、下向きにして保護シールを剥がしましょう。
早く剥がすと、これまた静電気が発生しますので、ゆっくり剥がしましょう。
貼り付ける時は指の動きが大事
いよいよ貼っていきましょう。繰り返しになりますが、起点となる2点のみを意識し、まず一点目を正確に合わせます。次に逆のサイドの二点目も空中で合わせ、最初の点から逆サイドの点に滑らかに移行する様に指を這わせます。
【重要】スライドさせる指の配置は三角形
他では紹介していないテクニックになりますが、スライドさせる指の配置は三角形を意識してください。
写真のように、三角形の形でスライドさせると自然と空気が抜けていき、気泡はそもそもできません。気泡は場所によっては取り除くことができない場合もあるので初めっからないに越したことはありません。
気泡が入り込んでしまった場合の対処法
三角形スライドは気泡が入りにくい方法ですが慣れないと気泡が入ってしまう時もあるかと思います。
少し剥がして中央から端へ
指で押しつぶす方法もありますが、失敗すると絶対に取り除けない気泡が残ってしまうので、セロテープが残っていれば「わずかに」フィルムを剥がして中央から端へ空気を押し出すように指をスライドさせ貼ってみてください。
その際、ホコリを吸着してしまわないようにゆっくりと作業することを強くおすすめします。
指や固いカードで気泡を押し出す
あまりおすすめではありませんが、残ってしまった気泡を外に押し出す形で消すこともできます。
押し出せない気泡が残ってしまうことも多いので、時間にゆとりがある人は少し剥がして貼り直す方法をおすすめします。
保護フィルムは、実は裸の状態の画面より傷付きやすいです。そのため、カードを力いっぱい押し付けてしまうと簡単に傷がつきますので、その点は要注意です。いきなりテンションがガタ落ちします。
ホコリが入り込んでしまった場合の対処法
ホコリやゴミが入ってしまったらセロテープの出番です。爪で取ろうとしたりは決してしないでください。悪化するだけです。
気泡がありゴミも入っている場合
この場合は取れるチャンスがあります。まず、一度フィルムを剥がしましょう。そして、準備しておいた輪っかのセロテープを手に取りゴミをセロテープに吸着させてください。ペタペタというよりかは、一点集中でセロテープでゴミを触りに行くイメージです。
気泡はないがゴミが入っている場合
正直この場合は諦めたほうがいいと思います。多少のホコリが入っても気泡がなければ成功と考えるべきだと思います。
ホコリが入っているのに気泡がない場合は、ホコリが保護フィルムに完全にくっ付いてしまっている状態なので、傷つけることなく取り除くのは非常に難しいです。
むやみに取り除こうとするとフィルムを傷つけててしまい、余計な気泡が入ることにつながりかねません。つまり、デメリットのほうが大きいと言いたいわけです。
試しにフィルムを剥がしてセロテープで取れるかトライするのもありだと思いますが、さらなるホコリを吸着しないよう細心の注意を払って行う必要がありそうです。
いかにも取れそうなゴミがついた場合
この場合はセロテープで取れるかのトライをするだけです。逆にゴミを吸着してしまわないよう注意はしてください。
最後に振り返り(目次の再掲)
みなさん、フィルムの上手な貼り方、いかがだったでしょうか?
知っているものも多かったかもしれませんが、うまく貼るには全て大事なことで、全部が重要です。
多少の技術も必要かもしれませんが、素人がゼロから積み上げていったノウハウですので、どんな人にも少しは役に立てるのではないかと思っています。ぜひお試しください。
まめ吉