こんにちは、まめ吉(@mamykichi)です。
ここでは、Apple純正アダプタの充電速度をグラフで比較紹介します。価格も加えて比較するので、コスパもわかっちゃいます。
まめ吉
昨今、Appleから様々な純正アダプタが販売されていますが、iPhoneに対応する電源アダプタの数は、全部で4種類※です(厳密にいうと6種類ですが、実用的ではないので4種類とします)。
W数(ワット)が大きいほど充電速度が速いことはイメージできるのですが、その分価格が高かったりして、コスパ面で見ると、どれが1番お得なのか?どれが自分に合ってるのか?などは、意外と分からないものですよね。
そこで今回は、それぞれの純正電源アダプタの価格とフル充電されるまでの時間を比較し、どの充電アダプターが1番コスパがいいのかを検証しました。
目次
Apple純正の電源アダプターの紹介
まずはじめに、ラインナップの紹介です。コスパ順ではなく、W数が小さい順に紹介していきます。
- 「 5W 」iPhone付属アダプタ
- 「12W」iPad付属アダプタ
- 「18W」iPhone 11 Pro付属アダプタ
- 「30W」MacBook Air 付属アダプタ
実際は、上記アダプタより大きいサイズのアダプタもありますが、コスパ面で現実的ではないので今回は省略します。
「 5W 」iPhone付属の電源アダプタ
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対応する接続規格は「USB」です。
iPhoneを買うとセットとして付いてきますが、単品で買うと税抜き1,800円で、購入できます。
電力エネルギーは5Wであり、5Vと1Aに対応するApple製品で最も電力量の小さいアダプタです。
- 5W
- 5V⇔1A
さあ、iPhoneの相棒とも言えるこの5Wアダプタですが、どんなパフォーマンスを発揮してくれるのでしょうか。結果は後半で紹介します。
「12W」iPad付属の電源アダプタ
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5Wアダプターよりも一回り大きくなっていますが、差し込み口が折り畳める仕様になっており、スッキリとしていて、持ち運びしやすい形状となっています。加えて、丸みもより感じられる形をしています。
アタッチメントを交換するとMacBook等に付属している延長コードを取り付ける事も可能です(参考写真は最下部の写真ギャラリーへ)。
対応する接続規格は「USB」です。
iPadを買うとセットとして付いてきますが、単品で買うと税抜き1,800円で、購入できます。あれ?なんと、先ほど紹介したiPhone付属アダプター「5W」と同じ価格ですね。これはコスパに期待できそうです。
電力エネルギーは12Wで、5Wアダプタの2.4倍もあります。
- 12W
- 5.2V⇔2.4A
5WのiPhone付属アダプターと同じ価格なので、これはかなり期待できそうです!
「18W」iPhone11Pro付属の電源アダプタ
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12Wアダプターよりも、さらに一回り大きくなっており、差し込み口は折り畳む事ができません。
最大の特徴は、対応する接続規格が「USB-C」であることです。iPhoneでは初の試みとなるので、これまでのiPhoneコードでは対応できません。全員の方が新たに対応するコードを購入する必要があるわけです。(11 Pro / 11Pro Maxには付属しています)
価格ですが、iPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxを購入するとセットで付いてきますが、単品で買うと税抜き2,800円で購入できます。また、コードはセットではないので別途買う必要があり、USB-CーLightningコード単品で税抜き1,800円です。
つまるところ、11Pro/Maxを購入していない人が買う場合、合計で税抜き4,600円かかることになります。これは、充電速度が速くても、コスパを重視するとなるとだいぶ痛手になりそうですね。
電力エネルギーは18Wで、12Wの1.5倍、5Wの3.6倍もあります。
- 18W
- 5V⇔3A
- 9V⇔2A
他と比較すると、価格では大きく出遅れてる感がありますので、パフォーマンス次第になりそうですね。
「30W」MacBook Air付属の電源アダプタ
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そもそも、iPhoneは11Proでさえ18Wまでにしか対応していないとの事でしたので、既にオーバースペックではありますが、どこまで充電が早くなるのか知りたく、ラインナップにいれてみました。
説明するまでもないと思いますが、コスパは悪いです(笑)
大きさは、以前よりだいぶ小さくなりましたが、これまでに紹介してきた電源アダプタよりは、やはり大きくなってしまいます。
そして、この30Wも18Wと同様に、対応する接続規格が「USB-C」です。これまでのiPhoneコードでは対応できませんので、全ての方が新たに対応するコードを購入する必要があります。
価格ですが、MacBook Air を購入するとセットで付いてきますが、単品で買うと税抜き4,800円で購入できます。また、コードはセットではないので別途買う必要があり、USB-CーLightningコード単品で税抜き1,800円です。
つまるところ、MacBook Air を購入していない人が買う場合、合計で税抜き5,600円かかることになります。これは、充電速度が速くても、コスパを重視するとなるとだいぶ痛手になりそうですね。
とにかく、充電速度を上げたいという方には、おすすめ商品です。
Apple純正電源アダプタの「コスパ」ランキング!
これまでラインナップの紹介をして参りましたが、ここからは実際にどのくらいのコスパなのかをランキング形式で紹介していきます。
また、それぞれ特徴があるので、どんな人に向いてるのかも併せて紹介していきたいと思います。
ランキングに入る前に、比較の方法と検証環境をご紹介しておきます。
比較方法
iPhoneを購入すると無料で手に入るiPhone付属の純正アダプタ「5W」をベース(基準)に考える方法を採用致します。この5Wアダプタと比較し、どれだけ安く、どれだけ充電が速くなるのかを検証しました。
【基準】iPhone付属アダプタ「5W」のスコア
下記のグラフは、「iPhone 11 Pro」を充電した際の結果です。
基準となるiPhone純正アダプタのスコアですが、以下の通りになりました。
アダプタの種類 | 必要経費 | 50%到達時間 | 80%到達時間 | 100%到達時間 |
---|---|---|---|---|
5W | 0円 | 96分 | 141分 | 222分 |
検証環境
次に、検証環境の紹介です。以下の環境で調べました。
- 家庭用電源コンセントに直接接続
- 電話の影響を避けるため機内モード
- 充電中は約3分おきにスクショ保存
- 明るさは最低限レベル
- 100%になった瞬間を確認
- 全て同一のiPhone 11 Proを使用
それでは参りましょう!
コスパランキング第3位!
MacBook Air付属アダプター「30W」です!
3位はMacBook Airに付属している充電アダプタです。充電時間は、比較したアダプタの中では最も短く、最も速く充電できるアダプタであることがわかりました。しかし、コストもかかるので、コストパフォーマンスとしては、最も低い結果となりました。
アダプタ | 必要経費 | 50%到達時間 | 80%到達時間 | 100%到達時間 | 速度 | コスパ係数 |
---|---|---|---|---|---|---|
5W | 0円 | 96分 | 141分 | 222分 | 0.45%/分 | − |
12W | 1,800円 | 43分 | 72分 | 122分 | 0.82%/分 | 0.012%/hr/必要経費 |
18W | 4,800円 | 29分 | 55分 | 110分 | 0.91%/分 | 0.006%/hr/必要経費 |
30W | 6,800円 | 28分 | 53分 | 104分 | 0.96%/分 | 0.005%/hr/必要経費 |
みなさん、お分かりになっていたかと思いますが、MacBook Airに付属している充電アダプタです。
充電時間は早いですが、アダプタの準備にお金がかかります。
ただ、充電速度はもっと速いので、お金に余裕があり、No. 1を極めたい方にはおすすめです!
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コスパランキング第2位!
iPhone11 Pro付属アダプター「18W」です!
2位は、iPhone11Pro付属アダプターです。下記グラフの通り、充電速度は「30wとほぼ変わらないくらい」速かったのですが、やはり費用がかかるため、惜しくも、コスパ1位とはなりませんでした。
アダプタ | 必要経費 | 50%到達時間 | 80%到達時間 | 100%到達時間 | 速度 | コスパ係数 |
---|---|---|---|---|---|---|
5W | 0円 | 96分 | 141分 | 222分 | 0.45%/分 | − |
12W | 1,800円 | 43分 | 72分 | 122分 | 0.82%/分 | 0.012%/hr/必要経費 |
18W | 4,800円 | 29分 | 55分 | 110分 | 0.91%/分 | 0.006%/hr/必要経費 |
30W | 6,800円 | 28分 | 53分 | 104分 | 0.96%/分 | 0.005%/hr/必要経費 |
ただ、充電速度は速いので、資金に余裕があり、速さを重視したい方には、ぜひおすすめです。
また、iPhone11Proユーザーにとっては、アダプターやコードにかける出費はないので、断然コスパ1位ですので、そのままiPhone11Pro付属アダプター「18W」を使ってもらえばいいと思います。
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コスパランキング第1位!
1位は、iPad付属アダプター「12W」です!
1位は、iPad付属のアダプターです。2019年9月のiPhone11 Pro付属アダプター「18W」の登場で変動があるかと思われましたが、盤石の1位を守りましたね。
アダプタ | 必要経費 | 50%到達時間 | 80%到達時間 | 100%到達時間 | 速度 | コスパ係数 |
---|---|---|---|---|---|---|
5W | 0円 | 96分 | 141分 | 222分 | 0.45%/分 | − |
12W | 1,800円 | 43分 | 72分 | 122分 | 0.82%/分 | 0.012%/hr/必要経費 |
18W | 4,800円 | 29分 | 55分 | 110分 | 0.91%/分 | 0.006%/hr/必要経費 |
30W | 6,800円 | 28分 | 53分 | 104分 | 0.96%/分 | 0.005%/hr/必要経費 |
勝因は、iPhone11 Pro付属アダプター「18W」の充電速度が期待よりも遅かったことだと思われます。
12Wと18WではW数の比較では1.5倍ですが、充電速度は1.5倍もありませんでした。確かに、充電速度は速いものの、驚きのある速さではなかったのかと思います。
また、18WアダプターはUSB-C対応となり、新たに、コードの購入が必要になった事も大きく影響したのではないでしょうか。
12Wの評価ですが、USBコードを使用した充電アダプターとしては、完成形のモデルなのではないでしょうか。USB-Cコードがもっと一般化するまでは、コスパ1位の座は崩れないのではないでしょうか。
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コスパランキングのまとめ
最後に、全体比較と総評です。
充電速度は、30W、18W、12W、5Wの順になり、数字通りの結果になりました。でも、比較してみるとそれぞれ特徴があり、違いがありました。
5Wアダプタは終盤まで比例して充電されますが、それ以外は後半になるにつれて速度が遅くなるという特徴が出ました。これは、充電率100%までいかなくとも、ある程度の充電をしたいと思う方には非常に助かる機能だと思われます。
18Wと12Wについてですが、W数では1.5倍もあるのに、充電率100%までに時間は1.5倍(上の表でいう110分、122分)とはなりませんでした。充電率50%までは1.5倍(上の表でいう29分、43分)となったので、おそらく18Wというのは充電率50%近くまでの性能なんだと思います。
30W アダプタに関しては、18Wアダプタの結果とほぼ変わりなかったことから、iPhone 11 Proが18Wまでしか対応していないことを証明してくれたと思います。
こうして個別で見ていくとそれぞれ強い特徴があったかと思います。
アダプタ選びの参考になれば幸いです。
以上「iPhoneを急速充電し、コスパもいい純正アダプタはどれ?【Apple 5w,12w,18w,30w他】」でした。
まめ吉